2017年10月27日

**************記念館えぞりす食堂おしながき 森中来美**************** --何はともあれ、 クルミ、クルミ その12:記念館のくるみの種類 〜 ひめぐるみ-

りすたちの耳のふさ毛も伸びてまいりました。
本日は、くるみの3つめの種類、ひめぐるみのご紹介です。ri1201

                                     (枝から落ちたばかりのひめぐるみと、りすの食べガラ)
ひめぐるみは、洋ぐるみ、おにぐるみと比較して小粒です。殻の表面は滑らかで、りすたちが二つ割にすると可愛らしいハート形になります。殻は薄めで、おにぐるみよりはずっと簡単に割ることができるため、子リスのくるみ割りトレーニングにはもってこいです。子育てで忙しく、ぱぱっと食事を済ませたい母リスも、よく利用しています。記念館では資料館の西側(通路脇)に大きなひめぐるみの樹があり、9月、10月はそういったりすたちで大変賑わっています。

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(緑の皮は完熟前だと剥がれにくく、このような食べガラを見かけることも。)

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(子リスの兄弟が、仲良くひめぐるみ割りのトレーニング中。)
記念館には数本のひめぐるみがあるのですが、残念ながら近年次々と失われつつあります。竹林のすぐ脇にあった樹は、立派なものでしたが、昨年の台風10号で根こそぎ倒れました。また今年9月の台風18号では池の横のひめぐるみが真っ二つに折れました。こちらは枝にたわわになった実を残したままでした。食べられるようになるまで、もうあと一息だったので非常に残念です。野草園内のもう1本のひめぐるみも、大枝が折れ、多くの実が未熟に終わりました。

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(折れた部分の拡大。捻じ曲げられるように折れていて、風の凄まじさを物語っています。)

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(折れた枝の先にはたくさんの実が。残念ながらまだ食用できる状態でなかった。)

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(野草園に落下したひめぐるみの大枝。)
地球温暖化の影響で、気候はどんどん変わってきています。台風も毎年のように来るようになるでしょう。くるみの樹も高齢化ですし、次の世代の樹を確保しなくてはならないと考えています。
☆次回はくるみの背比べです。お楽しみに☆
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posted by 管理人 at 18:59| 森中 来美

2017年08月18日

******記念館えぞりす食堂おしながき <号外> 森中来美 ******

「餌やり、やめませんか」改定

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posted by 管理人 at 22:18| 森中 来美

2017年08月06日

******記念館えぞりす食堂おしながき 森中来美 ****** 何はともあれ、クルミ、クルミ その11:記念館のくるみの種類「おにぐるみ」

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(左から洋ぐるみ、ひめぐるみ、おにぐるみ、おにとひめの中間?)
前回、洋ぐるみをお伝えしましたので今日はおにぐるみのご紹介です。

おにぐるみで特徴的なのは、五角形に近い殻のフォルムと、そこに刻まれた深い凹凸です。触るとゴツゴツして先端も尖っていますが、なかなか味のある外見です。二つ割にした断面は殻が均等に分厚く、アイヌ文様のようです。りすたちが殻を割るのにもなかなか時間を要します。記念館ではアークス搬入口近くにあるおにぐるみが収量・質共にナンバーワンです。

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(二つ割にすると中身がぎっしり。他種に比べ味が濃いそうです。)

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(樹上に房生りしたおにぐるみ。緑の皮は細かい毛が生えていて触るとベトベトします。)

☆人馴れに注意、その後☆
記念館りすの人馴れが急激に進んでいることを速報でお伝えしました。その後の観察で、特定の常習化した餌やり人がいること、餌やり後の数日間は、りすが興奮状態で寄ってくることが分かりました。また、餌が撒いてあると思うのか地面で無防備に長い時間を過ごすことも気になります。

お盆が過ぎるまで、記念館には思わぬ脅威が潜んでいます。昨年もこの時期、オオタカが頻繁に現れ、8月4日に子リスが捕食されました。それからほぼ1年後の今朝、私の目の前でオオタカが狩をしました。野草園入口付近の栗の大木の上で、茶色っぽい生き物が捕らえられ、タカはそのまま山側へ飛び去りました。捕らえられたのがリスだったか、他の生物だったかは分かりません。

さらに今年は7月18日からアオサギがほぼ毎日やってきています。アオサギはなかなか風格のある鳥ですが、獰猛な一面もあり、魚や水辺のカエル等に限らず飲み込める大きさの生物は何でも食べるのだそうです。リスとて例外ではないので要注意です。

このようなときに、地面でのんびり撒き餌を探したり、他の生き物に対して警戒心が薄くなるのは文字通り命取りです。餌やりは間違いなくその危険性を高める行為です。餌やりの人にはそのあたりをよく説明して、やめてもらうよう説得する必要があると考えています。(生きるために狩をする猛禽たちは何も悪くありません。しかし、りすに餌をやって記念館を生け簀化する人間はどうでしょう?)

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(狩をする直前のオオタカ。武者祭りのリハーサルで大音量の音楽が流れていた中での出来事。29年8月5日9:00頃)

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(2週間以上やってきているアオサギ。朝夕、決まった時間に決まった場所に降り立つ。)


【No!えさやり缶バッジ】をつけてくださる方が増えています。ご協力ありがとうございます。まだ在庫ありますので、お気軽にお申し出下さい。メール件名に缶バッジ、本文にお名前、連絡先を書いていただくだけでOKです。

posted by 管理人 at 10:07| 森中 来美

2017年07月07日

記念館エゾリス食堂おしながき 「速報!急激な人馴れに警鐘!!」

この1週間で急激にりすたちの様子に変化が見られます。それは、何とりすのほうから人間(見物人、カメラマンなど)に近寄ってくるということです。その近寄り方も普通ではありません。何度も周りをぐるぐる走り、しまいには足元30センチまでやって来て、顔を見上げます。立ち上がってアピールする個体までいます。これは異常事態です!!そのりすたちの表情は、明らかに強い期待と目的に満ちているのです!(証拠写真すら撮れません。レンズの最短撮影距離よりずっと近寄ってくるので。)これは5年間観察してきて、初めてのことです。
これは、人の手から直接食べ物をもらっている可能性が相当高いと考えます。りすたちの期待と目的、それはいうまでもなく美味しいものです。人間に近寄り、かわいい仕草で見上げれば、簡単に食べ物がもらえる事をついに学習してしまったのではないでしょうか。大人りすばかりか、巣立ち1ヶ月足らずの小さなりすですら、そんな調子なのです。
これは、りすたちが野生の尊厳を失った瞬間で、りすにとっても人間にとっても喜ばしくない方向に走り始めた兆候といわなければなりません。
■野生動物に安易に食べ物を与えることは、北海道環境局がやめるよう呼びかけています。その理由も以下のページに掲載されています。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/sizenhome/ezukebousi.htm
■エゾリスへの餌やりとその影響については、以下のページに詳しくまとめられています。ぜひご一読ください。
・帯広 エゾリスの会 非公式ブログ
「おすすめしません野生動物への餌付け」
http://d.hatena.ne.jp/noken/20161123/1479829610
野生動物への餌やりが問題であるということを、早急に多くの人に知っていただく必要がありそうです。記念館は特殊な場所(国指定の文化財を目指している場所)なので、マナー啓発等の貼紙、看板設置は難しいのです(実際、頼んだことがありますが許可されませんでした)。他の方法を考えなければなりません。
私自身は、記念館へ行くとき、できるだけ写真の缶バッジを着けるようにしています。自作のもので、まだ10個ほど在庫があります。記念館を散策したり作業される際に利用して下さる希望者の方にお渡ししたいと考えております(プレゼント)。大きさは直径4.5センチほど、それほど大きくありませんので帽子などに付けていただけます。ご協力いただける方は以下へお気軽にお知らせください。
risu@happy.odn.ne.jp

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posted by 管理人 at 00:35| 森中 来美

2017年06月15日

***********記念館えぞりす食堂おしながき 森中来美 ******************

何はともあれ、クルミ、クルミ     その10:記念館のくるみの種類 〜 洋ぐるみ

前回、記念館には11本のりす御用達くるみがあることをお話しました。それらのくるみは、大別して3種類に分けられます。
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上の写真は、りすたちが食べた後の3種類のくるみの殻です。形、色、殻の厚さなど、それぞれに特徴があります。味も少しずつ違うのかもしれませんね。
この中で記念館りすの一番人気は、何といっても洋ぐるみです。その理由は、
1 大きい。
2 実がいっぱい詰まっている。
3 殻が薄く、あっという間に割れる。
からだと思います。洋ぐるみは、その割り易さから手打ちぐるみとも呼ばれていて、熟練りすでは数秒で割ってしまいます。
記念館には現在2本の洋ぐるみがあります。落果期間が短く収量も少ないため、例年人間やカラスもまじえて、なかなかの争奪戦が繰り広げられます。私たちはお店で買えるわけですから、野生陣優先でお願いしたいものです。

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(樹上の洋ぐるみ。葉の形は他のくるみに比べて丸みがある。緑の実は球体に近く、表面はツルツルでずっしりとした重みがある。実が房生りしないのも特徴。)

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(オレンジ色の殻を割ると中身は溢れんばかり。厳しい冬にまたとないご馳走。)


☆次回は、他の種類のくるみをご紹介します☆

posted by 管理人 at 12:24| 森中 来美
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