2018年09月13日

★☆ひとりリス部 へなちょこ奮闘記☆★ 森中 来美


9月23日(日)の活動は都合によりお休みします。

くるみ拾いの続報です。

2018年くるみ9月13日まで.jpg

■現在アークス搬入口付近のくるみがピークを迎えています。したがって、その近辺でのりす道路横断もかなり頻発しています。朝と夕方に特に横断が増えます。この時期、記念館に接している道路の車での通行は、もし避けていただけるのであればそれに越したことはないと思います。単純明快に、車が減れば事故も減るということになるでしょうから・・・

■例年の流れでは9月中旬に落果ピークを迎えるくるみもあります。引き続きりす部体験を募集しております!リピーター様ありがとうございます。
posted by 管理人 at 20:35| 森中 来美

2018年09月02日

★☆ひとりリス部 へなちょこ奮闘記☆★ 森中 来美

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9月9日、下部追記しています

3.りす部 1日体験募集! 

そろそろくるみのシーズンを迎え、りすたちの活動も活発になってきました。このところくるみ運びのために記念館周辺の車道を横断するりすが増えております。多い時は朝8時から9時の1時間の間にのべ10回程度横断がありました。複数のりすがあちこちで飛び出すものですから危なくて仕方ありません。

下のリンクより動画をご覧下さい。(2016年の9月初旬に撮影したもの。画像荒くてすみません。)


記念館は街中で孤立した森で、他の場所からりすが流入してくる頻度はとっても少ないです(年に1頭あるかないか)。現在の記念館りすの頭数は、大人(メス3)、若者(オス1)、子供(数頭・詳細不明)で、子供たちはまもなく独り立ちして記念館を去ります。1頭1頭が大切になるこの環境で、交通事故で命を落とすことは大変な打撃です。

そのようなわけで、試験的にりすの見守りをやってみたい方を募集してみようと思います。
1日だけ、短時間、飛び入りOKです。

  • 内容:りすの動きを観察して車道に飛び出しそうな時に写真のタオル等でドライバーに知らせます。その他園内のくるみ拾いと計数。
  • 期間:9月いっぱい毎日 小雨決行、大雨強風はお休み 筆者は相当体調が悪くならない限り左記期間やっております
  • 時間:午前8時から9時くらいまで
  • 場所:開拓記念館周辺(それらしい人物を探しお声がけ下さい。すぐ分かります。)
  • 持物:明るめの色の動きやすい服装、あれば園芸用手袋(くるみ拾いはかなり汚れます)
  • 申込:道具を準備するため事前にメールでお知らせいただけると助かりますが、当日直接参加もOKです。risu☆happy.odn.ne.jp (送信の際は☆の部分を@に置き換えて下さい。)

注意事項
  • 森ネットの行事ではありません。あくまで個人ボランティアのお願いです。
  • 保険などかけておりませんので、ご自身の安全を第一にお願いいたします。
  • かなりヒヤっとする場面に遭遇することもあり、精神的に疲れることもあります。
  • これまでのおしながきの記事をご覧頂き、園内くるみ確保の趣旨を理解いただける方のご参加をお願いいたします。
  • 野生動物と自然が相手なので、せっかく来ていただいてもりすが活動していなかったり、くるみが落ちていない場合もありますがご了承下さい。

9月初旬の経過報告です

くるみ拾い

2018年9月 
1日 2日 3日 4日 5日 6日  7日8日 9日 10日
 特記事項
    台風 地震 停電   
 臨時部員        2  
 市民の森 20 55 28 112  70 50  150 
 アークス 12 7 7 4 1260 111 17 83 147 
 三戸部うら 10 14 12 30   450 800 500 
 トイレ横    8  100  800  
 迎賓館うら落果しているが未熟  
 藍染うら    21    400  
 洋ぐるみ落果しているが未熟  持去  

☆9月9日現在、アークス搬入口と三戸部家(茅葺の古い家屋)裏のくるみが自然落果のピークを迎えております。

☆8日には初の臨時部員としてK夫妻がニコニコとくるみを拾って下さいました!台風と地震の影響も残る中、本当に有難いことです。皆様のご参加をお待ちしております。くるみ拾いのみの参加でもOKですよ。

☆9日の朝8時から9時はアークス搬入口付近でりすの道路横断が激しかったです。旬を迎えたクルミを住宅地の方へ隠しに行くのです。ドライバーさんにタオルを掲げてお知らせしたところ、最徐行してくださり、そのすぐ前をりすが横断しました。曲がり角の死角からの横断だったので、りすが無事記念館に戻れてホッとしました。ドライバーさんは「本当にりすがいるんだ!」と驚いたような表情をされましたが、その後、私にも軽く会釈しながら通過してくださり、お知らせして本当に良かったな!!と思いました。ささいなことですが、やってみることは大切ですね。

posted by 管理人 at 19:03| 森中 来美

2018年08月20日

★☆ひとりリス部 へなちょこ奮闘記☆★ 森中 来美

2.記念館にやってきたカッコウの仲間

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(色づきはじめたナナカマド 8月18日撮影)

残暑お見舞い申し上げます。秋の気配も感じられますね。

鳥ネタ続きで、7〜8月に記念館にやってきたカッコウの仲間をご紹介します。

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(ジュウイチ幼鳥 7月27日撮影)


こちらの鳥さん、夕方薄暗い時間にスゥーっとお社のあたりにやってきました。羽音がしなかったので、猛禽か!?と一瞬ドキっとしましたが、どうも様子が違います。しばらく見ていると所作がぎこちなく、まだ幼いようでした。初めて見る鳥だったのでネットで調べるも分からず、篠原理事さんに教えを乞うたところ、ジュウイチ幼鳥で姿を見られるのは珍しいとのこと。偶然写真に収められてラッキーでした。

こちらのジュウイチ、托卵をするカッコウの仲間で、産みの親はもちろんジュウイチですが、育ての親は幸せの青い鳥さん(オオルリ、コルリ、ルリビタキ)なのだそうです。記念館ではその後、数日滞在している気配を感じました。

それからしばらく経った8月16日、ジュウイチと似たような背格好?の鳥がやってきました。

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当日は結構な雨が降っておりました。八重桜の枝に静かに止まっているので何をしているのかなと思って望遠レンズで覗いてみると、、、

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(じぃーー)

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(ぱくっ!)

おぉ、毛虫を食べておりました。なかなかの大食漢なのか、毛虫が丸々として美味しかったのか、次々くちばしが進んでいるようでした。
こちらの鳥さん、ジュウイチと同じカッコウ属で、名前はツツドリです。またもや篠原理事さんに写真を確認していただいたところツツドリ幼鳥とのこと。ツツドリの育ての親はセンダイムシクイだそうです。

そういえば以前にも同じ鳥を見かけたことがあったと思い出し写真を探してみました。すると、やはりお盆明けの涼しくなる季節にやってきていたことが判明。

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(2017年8月31日撮影)

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(2014年9月5日撮影)

昨年8月の記念館といえば、オオタカ、アオサギでしたが、今年は姿を見かけていません。同地に通いつめて6年以上ですが、やってくる鳥さんはカッコウ属のように毎年安定?しているものと、全く傾向が違うものがあるようです。年単位で変化があるので、自然観察は長い期間かけてデータをとることが大切なのかと思います。

リス部も6年生ですが、まだまだ分からないことだらけ。いつも新鮮な眼で観察していけたらと思っています。

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(2018年8月19日撮影 こちらもツツドリ? 間違っていたら教えてください。)
posted by 管理人 at 20:31| 森中 来美

2018年07月16日

##### 記念館えぞりす食堂おしながき ##### 森中 来美 ##

1.何はともあれクルミ、くるみ
その16:くるみ拾いのきっかけ〜B「持去り・廃棄」と「餌やり」の関連性

しばらく間が開いてしまいました。前回、前々回と園内のくるみが失われてしまう理由をお話しました。来園者の持去りと芝刈・清掃により、何も手を打たないでいると殆どのくるみが無くなってしまうこと。そしてその対策として個人的にくるみを拾い野草園に移動もしくは一時保管する活動をしていることもお伝えしました。

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(2014年には園内に持去防止の掲示があった。面白いことに、りすたちはしばしば熱心に掲示物に見入っていた。ヒトも同じくらい注意して見てくれると有難いのだが・・・)


しかし、私はいつもジレンマを感じてしまうのです。くるみを拾ってまた戻すという行為は、いつも問題視している餌やりと同じことではないかと。冬場に、りすたちの食べ物が無いと思ってヒマ種などを置いていく人と何も変わらないのではないかと。自問自答してもすっきりした答えを見出せません。かといって何もせずにりすたちの食料が不足するのが一番困るので、モヤモヤしつつもくるみ拾いを継続しているわけです。

「持去り・廃棄」と「餌やり」は一見全く別の事柄のように思えますが、上記のように考えると相関関係が成り立ちそうです。簡単に言えば、持去り・廃棄が餌やりを誘発する理由(言い訳?)になってしまうということです。これは大事なことですが、餌やりをやめようと呼びかけるのなら、まずもって持去り・廃棄の改善が必要なのです。これらはセットで対策を行われなければ意味を成しません。

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(2017年、アヤメ川公園に設置された野鳥・リス大看板の一部。アヤメ川ではくるみの廃棄は無いが、持去りと餌やり防止はセットで呼びかけている。記念館は現在、注意書きの類は掲示できない。)


ずいぶん前ですが、くるみを拾っていると、とある公務員の方に「そこまでしなくても、自然のままが一番良いのではないですか」と言われたことがあります。・・・確かに!ごもっともです。自然のままにしておけるなら、りすたちにとっても、この軟弱なくるみ番にとっても、一番良いし有難いのです。でも、自然のままって何ですか?人為的にくるみを廃棄している環境が「自然のまま」? いかにも耳あたりよいフレーズですが、結局は「成り行きに任せろ、余計なことはするな」というように解釈できます。これは少なからずショックでした。

こうなるともう乗りかかった船です。自分なりに次のようにモヤモヤに決着をつけることにしました。

人為的にくるみが片付けられる環境では、人為的なくるみの確保も致し方ない。それが本来の「自然」の姿に戻すための行動と考えることにする。

そして拾ったくるみを戻す時ですが、気をつけていることがあります。自分なりに不適切な「餌やり」との境界線を引く努力です。

  1. できるだけ自然落果に近い形で戻す。例えばくるみの木の近くに重点的に撒布するなど。
  2. ヒトの手によってくるみが置かれていることを、できるだけりすたちに悟られないようにする。りすの目の前でくるみを撒かない。
  3. ヒトの手によってくるみが置かれていることを、できるだけヒトにも悟られないようにする。記念館はヒトが餌を与えて良い場所だ、という誤解を生じさせない。
  4. たまたま作業を目にする来訪者に、趣旨を正しく理解してもらえるよう努める(くるみ拾いカゴに掲示など)。
  5. 原則として園外で実ったくるみを持ち込まない(別の場所で持去りをしていることになる。そこで困るリスがいる。植生にも影響する)。
これで十分とはいえないかもしれませんが、「自然に戻すための行為」として必要な配慮と考えます。

これで私のモヤモヤはなんとな〜く片付いたことにしますが、もうひとつ気がかりなことがあります。それは個人的な活動は長期継続できるものではないということです。私のくるみ拾いはあくまでも急場凌ぎで、根本的解決には、代が変わってもずっと続けていけるような【仕組み】づくりが必要です。その仕組みとは、先ほど書いたように持去り・廃棄から餌やりへという喜ばしくない連鎖を断ち切るものでなくてはなりません。これは個人の思いだけではハードルが高く、行政や市民の理解と協力をいただきたいところです。ちょっとの工夫と労力、考え方の転換で、りすたちがハッピーに暮らせ、それを眺める私たちもハッピーになれるなら、そんな良いことはないと思うのですけれど・・・。皆さんはどのようにお考えですか。

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(野草園に堆積した深い落ち葉の中からくるみを掘り当てご満悦。見ている方もヨッシャ!という気分になる。)
posted by 管理人 at 18:14| 森中 来美

2018年06月13日

★☆ひとりリス部 へなちょこ奮闘記☆★ 森中 来美

”えぞりす食堂おしながき”連載2周年を記念して?これまで番外編や緊急速報として書いていたものを別連載にすることにしました。”奮闘記”では観察で出合ったこと、感じたことを自由なスタイルで書きたいと思っております。2本立てとなりますがどうぞよろしくお願いいたします。

* * *

1. 老木ハンノキから降ったもの

さて6月10日お昼前のこと。記念館の池の横を通りかかったところ、とある場面に遭遇しました。池の周辺では、今年巣立ったばかりのカラス幼鳥が2羽ほど、まだ園内研修中です、といった面持ちでウロウロしています。これはいつもの光景でしたが、突然近くの茂みから1羽の水鳥がものすごい形相で飛び出しカラスを威嚇しました。全身の毛を逆立て羽を半ば広げながら突進する姿は、いつもののんびりした水鳥からは想像できません。カラスがたじろいで少し後退すると、水鳥はすぐさま茂みの中にかけ戻りました。

ただならぬ気配を感じ、茂みと2羽のカラスの間を割るような位置に立ちました。そしてカラスが茂みに近づくのをやんわり阻止すべく静かに歩き回りました。(ここでカラスに石を投げたり棒を振り回したりするのは絶対お勧めできません。何の効果もないどころか、いつか必ず逆襲されます。)カラスの方も、どうしたものかと私の動きに合わせてウロウロしたり、近くのナナカマドに止まってガッと鳴いてみたりしていました。そうこうするうち、いきなり横のハンノキから何か茶色っぽいものが降ってきました。苛立ったカラスが朽ちた樹皮を落としたのかしらと思いました。でも次の瞬間、信じられない光景が目に飛び込んできたのです。

私の足元にボタッと落ちたその物体、やおらもそもそ動き出したかと思うと、鳥の形になって歩きだしました。な、なんということでしょう。水鳥のヒナです!!ヒナが木から降ってきた!!!

ヒナはウィウィウィウィ・・・と鳴きながらおぼつかない足取りで一生懸命母鳥を探しています。それに呼応するように、茂みの中から親鳥がルルルルル・・・と鳴きます。早くこっちに来なさい!早く、はやく・・・!と聞こえます。私も視線はカラスに向けたまま、思わず、早く行きなさい!と背中越しに声をかけました。

ヒナは親鳥が隠れている茂みへ向かい、しばらくすると双方の鳴き声がピタリとやみました。きっと無事そばにたどり着いたのでしょう。私は引っ込みがつかなくなっているカラスの様子を見ながらなお数分その場にいたのですが、何と同じことがもう一度繰り返されました。えーっ、もう1羽いたの!?と再度緊張にさらされましたが、幸いこの子も無事茂みへ入っていきました。良かった・・・! 今回は相手が比較的おとなしいハシボソガラス幼鳥だったことが幸いでした。これがハシブトガラス成鳥だったとしたら、あまり想像したくはありませんが厳しい展開もあったでしょう。咄嗟にカラスからヒナを守ろうとした私の行動は、野生動物を観る者としては賞賛されるものでありません。でも生れ落ちたばかりの命を少しでも繋げるチャンスを作りたいと思うのも、抗い難い人情。動物を観ていると命を前にいつも葛藤があります。

それにしてもいったい何羽のヒナがこのように巣立っていくのでしょうか。巣を出る時はまさに清水の舞台、それを乗り越えた瞬間から自分の命は自分で守らなければなりません。巣立ったばかりのヒナたち、明日生きられる可能性と生きられない可能性、後者のほうが高いかもしれません。それでも、ただ一所懸命生きています。ひたすら、生きています。親も必死で育てています。素晴らしいの一言です。

さてヒナが降ってきた洞のあるハンノキですが、リスたちも子育てを行う大切な樹木です。今シーズンはどのリスも使わず不思議に思っていましたが、先客がいたのですね。全く気づかずお恥ずかしい限り。そして実はこのハンノキ、古くて危険な樹木として市による伐採の対象となっていました。今のところ何とかそれを免れているという状況です。今回のことで、この樹木を繁殖に利用しているのがリスにとどまらないことが明らかになりました。古い樹木が次々と伐採される中、とても貴重な存在です。新しい命を降らせる木、何とか皆さんで守っていきませんか?

なおこの出来事の間、写真撮影はしておりません。代わりに、すばらしい動画を見つけたのでリンクを貼り付けておきます。カラスの登場こそありませんが、まさにこの営みが目の前で行われました。


当日は風もあり6月にしては肌寒い日でしたが、自然愛にポッと灯がともる素晴らしい日となりました。

*今回の水鳥は、記念館によく来るカルガモかと思っていましたが、似たようなヒナの色で樹洞から巣立つオシドリのようです。

posted by 管理人 at 01:04| 森中 来美
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